2017/08/04

上勝町、神山町の視察で気づいたことなどを備忘録的に。

どちらにも言えることは、役場が脇役に徹していて、民間が頑張っているところですね。

特別民間がお金を持っているわけではなく、かといって役場からのお金に頼っているわけでもなく、工夫でなんとかしてるのが素晴らしい所です。

私は特に神山町に感心したのですが、たぶん佐井村には上勝町より神山町が参考になるのだと思います。

どちらも様々な取り組みをなされているのですが、私が感心したのは神山町のアートプロジェクトとサテライトオフィスです。

特にアートプロジェクトが素晴らしい。

といっても地域で芸術家を呼んで芸術展とかっていうのはどこでもやられていることです。

すごかったのはその効果です。

アートプロジェクトによって地域住民が多様性と寛容性を持つようになり、それによって異質なプロジェクトがどんどん進行することになったのです。

つまり神山町の原点はアートプロジェクトなのです。

そして住民が多様性と寛容性を持つようになった結果、サテライトオフィスがいくつもできました。

このサテライトオフィスですが、データでやりとりをする仕事なんですね。

成果品がデータなので居住地は関係ない、どうせ関係ないのであれば本社が東京という都会にあるのだから逆にすごい田舎に設置しよう、という考えになるわけです。

すると中途半端な田舎は敬遠され、逆に佐井村みたいな極端に東京と異なる文化の地域には可能性があるわけです。

これって勇気になりますよね。

これらが私が神山町に感心した部分です。

特に多様性と寛容性というのは私の胸にずしんときました。

神山町では、例えばサテライトオフィスなどは地域のこれまでの文化とは関係ありません。

そういう全く関係のない分野で進んでいける強さです。

普通であれば神山町は農山村なので、農業で町おこしとか林業復活とか、そういう方向に向かうはずなんです。

それが逆にベンチャー企業とかかわりを持てている。

また、そうかと思えば、移住者が地場産品を使った飲食店を続々オープンさせたり、地産地食を進める会社ができたりと、ちゃんと農林業にも影響が出ているのです。

こんなこと言うと後付けっぽく思われるかもしれませんが、私がオタク文化で色々やろうとしているのは似たような目的です。

要は地域に多様性を付与したいということ。

そしてオタク文化という佐井村の文脈とまったく無関係なもので盛り上がると、どこかの時点でなぜか漁業や林業、伝統文化といった佐井村の文脈とぶつかるんです。

佐井村には素晴らしい技術を持った人がいます。

漁師さんや漁業組合など。

それに対してずぶの素人である私が入り込んでいく必要性が感じられなかったんですね。

それよりだったら得意分野であるオタク文化を進めていき、どこかで伝統的な産業や文化とぶつかることが出来れば、その時はこれまでの何倍も魅力的な村になるはずなんです。

まあオタク文化はなかなか理解されませんし、進めるのが難しい分野ではありますが。

私はこれからも小さい所からオタク文化を広めていければと思っています。

あと個人的には地場産品を使ったカフェが非常に参考になったので、そちらも頑張っていこうと思います。

 

すみません、明日は出張でお休みします。