2017/07/21

「創造する」ということについて。

大学時代、大学院時代とも、専攻は「創造」専攻でした。

創造といっても創作したりする芸術系ではありません。

むしろそういうのは苦手です。

学んでいた創造とは、新しい価値観あるいはそれを共有するグループの創造といった感じです。

技術の進歩によって価値観が変わってきている現在、例えば観光の在り方やコミュニティの在り方が変容してきている、あるいは変容していかなければならないのではないかという仮説のもと、実例を参照にしつつ新しい観光やコミュニティの創造を勉強してきました。

例えば体験型観光。

バブル期は物見遊山的な観光が主だったのですが、近年はゆったりとした時間の中で現地の生活を体験するという観光のしかたが可能となり、また価値が高まってきました。

その背景にはインターネットの登場による個人旅行の増加があったり、メディアの発達による地方の生活文化の伝達が容易になったことなどがあります。

またコミュニティに関しても、これまでの地縁を核としたコミュニティ、あるいは家族形態などが時代の流れと共に変容してきて、地縁からSNSやインターネットツールを使用したコミュニティが重視され対照的に地縁が薄くなったり、核家族化が進行したりしてきました。

ただ勘違いしてはいけないのは、すでに過去のものは廃れてしまったからダメだということではないのです。

創造というのは過去の上に積み重なっているものです。

例えばアニメ聖地巡礼も最近の観光形態だと言われていますが、その本質は地域の生活文化にあるのです。

確かにファンはアニメの世界観を楽しみに来訪しますが、来訪後はそこの生活文化に触れることを楽しみにします。

相互に影響しあっているのです。

それを踏まえて私がやりたいとずっと思っていることは、アニメやアイドルのファンコミュニティを地域の文化と融合させることです。

なかなかそこまでたどり着けませんが、ずっと目標にしてやっていきたいです。